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参院選立候補と事件の発端。 [参院選立候補と事件の発端]

 2010年(平成22)の夏に行なわれた、第22回参議院議員選挙の公示日は同年6月25日(金)、投票日は7月11日(日)で約2週間の選挙運動期間が設定されていました。大嶋洋介候補は、6月10日(木)に制作会社の1社へ電話連絡を寄こし、6月12日(土)には選挙関連の制作物依頼を同社役員へ依頼するために、埼玉県北本市の地元から東京を訪れています。打ち合わせには、広告代理会社の役員およびグラフィックデザイン会社の役員が同席しました。
 この時点で、大嶋候補が制作会社側へ依頼したのが、選挙ポスター(420×400mm/4色カラー)と選挙チラシ(A4三つ折り/6頁)の2種類です。選挙ポスターは、選挙管理委員会(以下選管)によって街頭貼りを想定して規定されたサイズであり、選挙チラシは任意のサイズです。いずれも、選管から支給される選挙経費内に収まる金額で制作することになっています。
 ちなみに、選挙にかかる公報経費(さまざまな制作物の経費)は、選管への立候補の届け出とともに規定額が支給されますが、代わりに立候補者は選管に対して供託金(300万円)を収めなければなりません。この供託金は、当選あるいは一定以上の票を得た候補者には手許にもどりますが、低得票で落選すればそのまま選管へ納めなければならないという仕組みです。
 しかし、選挙公示日に立候補の届け出をしてから、ポスターやチラシなどを作り始めたのでは、当然ながら制作や印刷が間に合いません。選挙戦は2週間しかないわけですから、公示日の当日にはポスターやチラシが完成していることが理想です。大嶋洋介候補は、当然このスケジュールを意識して、6月12日(土)に選挙ポスターおよび選挙チラシの発注をしています。
 さて、ここが重要なポイントなのですが、選管へ立候補の届け出を実際に行なわなければ、あるいは立候補の表明を途中で取り止めれば、さまざまな制作物を作る選挙費用を選管から受け取ることができない代わりに、選管への供託金(300万円)も収める必要がありません。しかし、事前に早くから立候補の記者会見などを行い、マスメディアを通じて自身の存在を広くアピールし、また、すでに公示日へ向けて制作してしまったポスターやチラシを、選挙そのものでなく別の目的で活用することにより、自身の知名度をアップできる可能性がある・・・ということが言えます。
選挙ポスター20100625.jpg
 「大嶋洋介参院候補事件 平成22年(ロ)第1779号」事件linkの経緯とは、まさに上記の流れをたどる展開となっています。6月12日(土)の打ち合わせを受け、6月25日(金)の選挙公示日に間に合うように、制作会社側では大急ぎでポスターとチラシの制作に取りかかります。同時に、新聞に挿み込まれる選挙公報用の媒体広告(106×370mm/1色)を、大嶋候補は6月14日(月)に制作会社側へ発注。さらに、選挙用のWebサイトも6月16日(水)に発注します。
 これにより、選挙ポスター、選挙チラシ、新聞用選挙公報、選挙用Webサイトと4つの制作物が同時進行していくことになりました。まず、公示日に向けてもっとも急がなければならない選挙ポスターを6月18日(金)に印刷会社へ入稿(すぐに13,000部印刷)。 引きつづき、締切日が迫っていた新聞の選挙公報用の版下データを6月22日(火)に入稿。選挙チラシの版下データ2種を、6月23日(水)に印刷会社へ入稿。Webサイトのコンテンツ一式を、大嶋洋介候補が指定するOCNサーバへアップロード納品したのが6月24日(木)、つまり選挙公示日の前日でした。
 この間の、依頼および制作に関するメールによるやり取りは、すべてクライアントPC上およびメールサーバ上にログとして保存されており、大宮における裁判の過程でその一部が書記官に、また弁護士事務所における打ち合わせの参考資料としても使用されています。
 ところが、公示日当日の午前中に、制作会社側は「立候補を取り止めた」という驚くべき事実を、大嶋候補自身の電話から知ることになります。同日、立候補取り止めの記者会見まで開いたようですが、すでに選挙ポスター13,000部は大嶋候補の選挙事務所へ発送済みでした。また、選挙チラシは印刷会社で製版作業に入っており、急遽ストップをかけましたがすでに製版を終了しており、印刷過程へと入るところでした。選挙公報とWebサイトは、すでに納品済みです。
 大嶋洋介候補が、なぜかは不明ですが立候補を取り止めた6月25日(金)からほどなく、制作会社側に対して手のひらを返したような彼の不誠実な姿勢や対応が始まります。その具体的な経緯は、次回の「支払い請求の経緯」フェーズで明らかにしていきたいと思います。

写真は2010年(平成22)6月25日(金)のまさに選挙公示日に、大嶋事務所へ納品された第22回参議院議員通常選挙用のポスター(13,000部)の意匠。


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